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すごい過去のあきんど日誌〜5

切り放し保存日 98/3/5


■2月28日 約束と「声」

 2月18日から、幕張メッセでMAcWorldExpoがあり、あきんどのために毎日通ってしんどかったです。しかもその期間中、

  STEP−BY−STEP  6ページ
  フォトショップ魔法教室   2ページ
  Macのからくり教室    2ページ
  史上最強のQ&A      4ページ(これは2/27提出だったが)

以上の原稿作成をこなしていました。もうダメだ。毎日そう思っていましたが、頑張りました。おかげさまでチベットの寺院は2面目に突入です。いやー手応えあるわ、このゲーム。

 さて、約束は基本的に守る黒猫丸ですが、たまに守れなくてウジウジします。仕事上の約束は詫びのメールor電話を一発入れてカタをつけますが、善意の小さい約束を守れないときは困ります。先日も読者の方からオススメのテレビ特版を教えてもらったのだが、うっかり見れなかった。他にも知人が出演する演劇を見に行けなかったり、返事を書かないままもらった手紙をなくしてしまった場合などは、身悶えして届かぬ詫びをほたえます。つまり、不義理系ですね。私は仕事はビジネスライクにできても、プライベートではやっぱり日本人なのかもしれない。許してね、みんな。

 ところで久しぶりに変な経験をした。寝しなに知り合いの女性の声を聞いたのだ。第1声が「いいださん、XXです」(XXは知人の名前)と結構はっきり聞こえたのだが、ちょっとノイズ混じりで低くてざらざらして感度が悪く、「あの世」系の声だったのでビックリした。二言三言、言葉を交わしたのだが、こちらも眠くてまどろんでいるのでチューニングを合わせるのが難しく、そのままフェードアウトした。
 その子は事故に遭いやすい子なので、思いっきり心配して次の日電話をしたのだが、大丈夫でした。でも、電話では「声を聞いた」とは言わなかった。だって、「霊感口説き」だと思われるとイヤだから。だってそうでしょう?「夜中の3時に君の声が聞こえて、心配して電話したんだ」なんて言われると、ねえ。そういえば、その声を聞いたとき、黒猫妻は大阪に出張していて留守でした。なにか関係が?オンナが横で寝ていると、聞こえるものも聞こえないとか?

 仕事がきついので、カルティエのマイブームが再燃中。きっかけは、コンビニでブランド本を何気なく立ち読みしてからです。ブランド品の本といっても、ディスカウント&質屋さんが中心です。いやー、今は質屋さんて「ブランド品リサイクル」で、女性に人気らしいぞ。カルティエは言うまでもなく宝石屋さんですが、日本ではカバンや時計の方がイメージが強そうですね。カルティエのジュエリーは「カルティエ・ブティック」と呼ばれる全国24の直営店にしか置いていません。この直営店があるのはアジアでは確か、香港・タイペイ・日本だけのはず。しかも、香港ですら、ブティックは3店くらいしかない。やっぱり日本はすごいですね。現在、24店のうち新宿と渋谷は撃破済み。このあたり、「カルティエ道楽」として、コーナーを作りたいと思います。パンテール情報求む!

■2月15日 真剣勝負のヘビーゲーマー

 やっとチベットの洞窟までたどりついた。いえいえプレステゲーム「トゥームレイダー2」の話です。これは私にとっては非常にいいゲームだ。前作(1)も楽しみました。

 私にとって「いいゲーム」とは、ゲームデザイナーと真剣勝負することです。「これでもか、オラァ!」と全知全能の限りを尽くしてデザインされたダンジョンやパズルを、これまた全知全能をかけて「解いたぞ、オラァ!」と解き尽くす。こういうアツい気合いが大切です。「マーケティングして、高校生がコンセプト。ポップでイージーなオシャレ」という腑抜けゲームはすかんであります、軍人として。いや、軍人ではないですけど。

 アツいゲーム好きの私がデザインするゲームは、当然全知全能の限りを尽くしてデザインする。インカーネイティアでも「手始めでもこれくらい手強くなければ、お客さんは納得せんだろう!」とガンガンにデザインしたら、テストプレイでだれも解けなかった(歯車パズルです)。仕方がないので、手馴らしのつもりで作った問題を最終問題に変更し、まったく予定のなかったヒントまで入れ込んだ。まったく、「解けなければ、死あるのみ。解かずして明日はなし!」という気高い軍人精神はどこにいったのか?いや、もちろん軍人ではないですけど。私としては、ゲームデザイナーが単なる観光ガイドをつとめているようで、ちょっと寂しいだけです。

■2月14日 タイトルを付けること、精神離脱

 だらだら書いていると何を書いていたか忘れるので、タイトルを付けることにした。タイトルだ。えっへん。
 ところで、サチさんに「私も風呂場でアルツやるんですよ」とメールを出したら、広く知られるところとなってしまった。私は2回くらい髪の毛を洗って、リンスをするのだが、1)今洗っているのが何回目か 2)リンスをしたあと、髪を流したか 3)リンスはしたのか?−−ということをよく忘れて混乱する。忘れるのが1つの時もあれば、3つとも忘れて嫌悪感を感じることもある。

 なぜ忘れるのか?これは風呂にはいるという作業が、非常に単純な繰り返し作業なので、退屈して妄想モードにはいるからである。妄想モードでは、時間や空間を越えて、変なことを考えている。まあ、大抵は3日遅れているフォトショップ魔法教室のネタとか、新しいゲームのアイデアとかを練っている。目は開けているが、たぶん別の何かを見ていると思う。服も着ているか裸か分からなくなる(もちろん裸なのだが)。ただ、ホンの少し自意識は残っていて、それが「シャンプーつけるべし」「次はお湯を出そう」とか洗髪の近視眼的手順を意識している。もちろん、精神活動の大部分は妄想に使っているので、この自意識ははなはだ頼りない。パソコンに例えれば、286/8MHzのメモリ640KB(メガじゃないですよ)くらいである。はっきりいって、オバカさんである。だから、洗面器の位置がいつもとズレていたり、お湯が熱すぎて調整をしていると手順を忘れてしまうのである。

 ところでこの妄想モード、実は意識的にやることもある。私が全く興味を持てない黒猫妻の買い物に付き合わされるときなどである。得体の知れないキッチン用品などを探し回る黒猫妻について歩くとき、修行が足りなかったころの私は絶望と疲れを顔一杯に漂わせ、苦行僧のように歩いていた。今ではにこやかに微笑みを浮かべている。洗髪の複雑な手順に比べると、荷物を持って後を歩くのは非常に簡単だからだ。マンガなんかでよく「幽体離脱」という魂だけの存在になり、肉体をおいて移動する−−というシチュエーションがあるが、私の場合は、精神の大部分を分離させて、肉体だけで行動する。精神離脱ですね。幽体離脱に比べるとものすごくオバカさんになってしまうので、まったく格好良くないが。

 でも、この精神離脱は黒猫妻にすごく評判が悪い。私がニコニコしていると、「こいつ、また魂を置いてきている!」と怒り出す。黒猫妻は買うべきか否かを一緒に検討して欲しいらしいのだが、そんな高度なことは無理だからだ。「聞かれたら、精神を呼び戻せばいいじゃないか」というかもしれないが、それをすると、「なんで1時間もキッチン用品売場を歩き回っているんだ!?」という理不尽な現実に対して、私自身が怒りだし、大喧嘩になってしまう(たぶん)。

■2月12日

 久しぶりに欲しい時計が出てきた。さっき届いたサザビーズのオークションカタログに載っていたカルティエで、85年のサントスです。18K無垢のゴールドブレス。だいたい60-70万円ですね。どひー。

 正直に言うと、私の年収は1千万円を越えているので、70万円の時計くらい、「社長さんパワー」でなんとかなるのだ。だが年収は1千万円越えていても、会社に貸し付けているお金が500万円を超えているので、やっぱり辛いのだ。
 会社が赤字決済になった場合、株式会社じゃどうかしりませんが、ウチ(メディアジャグラー)の場合は、社長の個人負担になるのです。変な話、パソコン購入費に始まり切手代まで社長(黒猫妻も)が立て替えています。ウチには今現金がないので清算できず、そういうのが500万円を超えているのである。商品は売れているが、お金になるのは2ヶ月先だ。儲かっているのか、儲かっていないのか、私は金持ちなのか貧乏なのか、混乱しています。本人もよく分かりません。でも金がないのは隠しようのない事実です。なぜだ!?

 「だったら、社長の給料を下げて、もっと会社に現金が残るようにしろよ」という意見があるかもしれません。でも、これは間違いなのです。会社が儲けると、純利益の半分を国に持って行かれます。だから有限会社では、儲けができるだけ出ないよう・かつ売り上げが上がるように頑張る必要があるのです。それでも儲けすぎたら、社長の給料を上げて、社長から会社にペイバックさせるのですな。これは税理士の先生に教えてもらった理屈です。いま、これ読んで「やっぱり分からない」という人でも大丈夫です。私でもわかるまで3ヶ月かかりました。

 下では「H話うんぬん」と書いていますが、お金の話(儲け話・借金など)も同じですね。話し方一つで、人間性が剥き出しになります。もちろん、使い方・支払いとかでもです。私がコナミに入社したとき、配属先の部長に初めて命ぜられた仕事が接待費の粉飾でした。その部長が銀座で飲み食いした3万円を、私が使ったことにして伺い書を上げさせたのです。入社して2日で、銀座で3万円飛ばす新入社員がどこにいる!?これは部長個人であまりに接待費を浪費しすぎて、経理から目を付けられていたからですね。仕事ができないヤツだったので、その程度しか知恵も回らなかったようです。

■2月11日

 ぼーっとしていたら、1週間も間が空いてしまった。いかんいかん。
ところでラジオの黒猫丸である。車で出勤中にラジオ(正確にはFM放送)を聞くようになったのだ。ラジオなんて、紙芝居と同じくらい先のないメディアかと思っていたら、結構インターネットと親しくしててビックリ。「リクエストはEメールでも受け付けています」だもん。

 ところで、通勤時間の放送で、ひいきのDJ(というかパーソナリティ?)の人を見つけたので機嫌がよい。80.0の東京FMで正午までDJしている「さかじょうみき」というお姉さんだ。クレバー&セクシー系のボイスと、タイミングの良いつっこみ、そして地が出る大阪弁がたまらないです。きっと底意地が悪い人だと思うぞ。みんな聞いてみよう!番組名は確か「FMソフィア」だったとおもいます。いいトークというのは、芸ですねえ。

 トークがうまい「さかじょうみき」さんは、なぜトークがうまいか考えてみた。すると、この人は実は「H話」が好きなのでは?という予想しました。H話(つまり猥談です)はプライベートの暴露でもあるし、下品過ぎると「何だこいつは?」と思われるし、カマトトぶるとバカにされる、非常に距離感の難しい話題です。人間性がもろに出るので、トークの真剣勝負・決闘といってもよいでしょう。タイミング良く、さらりと強烈なH話ができる人は、私はすごく頭がいい人だと思います。本人がH好きかどうかは関係なしにね。逆に、頭が良くてもH話がうまいとは限らないし。

 こんなこと書いていたら、酒でも呑みながらH話をしたくなりました。参加者募集。ただし、おもしろく楽しくH話できる人に限ります。

■2月4日

 ちょっとスキーしてました。黒姫あたりに。ええ、ちゃんと魔法教室の原稿はアップした後で。完成図版のデータを送り忘れて、新生H嬢にエライ迷惑をかけましたが。今回のスキーのポイントは、長野新幹線を使ったことですね。あの、青いアヒルみたいなヤツ。1時間40分で東京駅から長野に着きました。もっと早いヤツもあるらしいです(未確認)。こりゃ、オリンピックは日帰りですね。長野に泊まる必要はありません。オリンピックで一儲け考えている人は、新幹線チケットのバッタ屋さん以外はあきらめた方がよいです。

 ところでバリソングナイフを持っている黒猫丸です。俗に言う、バタフライナイフですね。今、話題の。テレビの資料映像で下手な振り出し方をしているのを見ると、「そうじゃないだろお!このヘタクソがあ、死ね死ね」と暴れたくなります。私は映画に出てくるようなカッコいいナイフ使いを目指して日夜練習し、あやうく右手人差し指と薬指の腱を切断しそうになりながらマスターしました。おかげで一生モンのワザです。でも見せてあげない。下手なヤツほど、やたら見せたがるからね。コドモとかね。気持ちは分かるけどね。

 NeXTはメモリをさしたら、とりあえず電源は落とせるようになった。このメモリが高いのなんのって!どこでも転がっている72ピン8MBですが、「パリティあり」という特別なメモリのため、1枚安い店でも4千円近くしやがった。16MBが余裕で買えまんがな。あとの問題はシステムの入手だ。それにしても、WEB上ではNeXTの情報がすくないなあ。起動とLoginに成功したら、「NeXT道楽日誌」とはいかないまでも、メモリや基本的なハードウェア構成などを公開する予定・・・。

■1月28日

 NeXTが届いた!

 私は今、非常に豊かな気分だ。なぜなら、昨日までNeXTが届かなくてハラワタが煮えくり返りそうだったのだが、今日、前触れもなく届いたからである。嬉しい。えーデジカメとか持っていないので画像は難しいのですが、そのうちアップしますね。「NeXT道楽日記」とか作ったりして(この態度の急変ぶりは我ながら微笑ましい。3時間ほど前まで、悪者になって実行する、合法かつ極悪の限りを尽くした復讐スケジュールを作っていたのだが)。
 私が買ったのはNeXT Station Turbo+17 inch 白黒モニター(PS/2)である。キーボードはもっともデザインが美しい初期型のPS/2だが、マシン本体はADB端子も持っている優れモノだ。モニタは例の「タイヤ」付きのタイプで中期型。ホントは前期型のモニタがよかったのだけど、全く普通のモニタになってしまった後期型(カラーディスプレイ)よりはマシですね。モニタ・本体・キーボード・マウスにキラキラした「NeXT」ロゴが埋め込んであるのが、うっとりします。後4台くらいあると思います。
 ところでNeXTだが、さっぱり起動しない。おかしいので本体を空けてみたら、メモリスロットが全くの空っぽ。うぎゃ。
 ところでNeXTだが、黒猫妻からはまったく理解が得られていない。がらくた扱いである。まったく、モノをしらんヤツだ。うごくとすごいんだよう!!!
 ところでNeXTだが、メモリが入っていない上、システムディスクもない。「ROM MONIOTR」は起動するが、電源の落とし方が分からない。メモリもかわなきゃ。まだまだ金がかかりそうだ。

■1月27日

 「祈らなくても今頃届いてるとは思いますが。(笑)」とサチさんに言われたが、実はまだ届いていない。アタマに来て問い合わせの電話をしたが、まだ納期の返事がこない・・ブスブスと黒い炎が沸き熾っちゃイマス。あと2日まとう。悪者になるまで。
 買い物でこんなにドキドキするのは久しぶりだ。いっとくが、ジャンク品に5万も6万も金を突っ込むマニーでヤバイ男(おれのことですがな)は絶対にあきらめないぞ。「ナイ?ほな、他の店で買いますわ」とはいかないブツなのである。とはいえ、無事に到着したら、ヘナヘナと興味を失うかも。えー、死ぬほど探したDuo用EtherDockの時がそうでした。探すのが楽しいんでスカね。

 みょーに気になる作家がいる「巫代凪遠」という漫画家さんだ。なんと読む名前か分からないのがアーティストですね。「激漫」という雑誌に「ミュカレ」という連載をしています。話も筋もよくわかんないですが、悪魔やモンスターのキャラクターデザインがいいです。萩原一至や韮沢靖の影響が見えかくれしますが、自分なりに消化されてて、要注目。とはいえ「激漫」という雑誌は相当エッチな雑誌です。女の人は自分では買わない方がいいです。彼氏とかに買わせると「こ、こんな風にしてもらいたいのか!フシダラで不潔だあ」と妙な勘違いをされるので注意しましょう。もちろん男性は、彼女に見つかると「オタクでエッチ!ふしだらで不潔よお」とたいそう誤解を受けるので、キチンと隠しておきましょう。(「ふふん、コドモね」と軽く笑われたら、それはそれでイヤな気になるが。30越えた女性は扱いにくくてドキドキしますね)。ところで雑誌批判をしているのではなく、そのように「濃くてアツイ情熱的な」雑誌だということです。また知り合いに、男の部屋に隠してあるHな雑誌を見つけるのが妙にうまいオンナがいるが、そういう特殊能力はイヤですねえ。粟井クンが被害に遭っていました。

■1月24日

 ちくしょう、やっぱり届かない。ところで、私が買ったのは、NeXTというワークステーションのセットです。Apple社を作ったジョブスという男がApple社を追い出された後に作った会社で、潰れかけた後、再びAppleに買収されました。なんのこっちゃ。このNeXTは93年3月には、98万円していましたが、私は「ジャンク特価59800円」で注文しました。もちろんモニターつきです。うう、さっそく使用報告(誰も聞きたくないか?)を書こうと思っていたのに・・・無事届いたらお知らせします。「届かない方が愉快だ」等と思ってはいけません。一緒にNeXT道楽を始めたい人は、メール下さい。ショップ名を教えます。また、週明けになっても届かない場合も、ショップ名を公表します。このページ上で黒猫裁判にかけるからです。

 仕方がないので、プレステの「トゥームレイダー2」を買った。悲しい代償行為だ。悔しさを紛らわせるのだ。でも、おもしろい。前作はハマりました。ああ、ウルティマオンラインにディアブロ・RAVENにバイオハザード2と、やりたいソフトがどんどん溜まっていくぞ。見たい映画はそれほどないのに。読みたい本も、それほどないのに。会いたい人も、それほどいないのに。

 あきないの話をすると、ウチぐらいの会社(従業員3名・アルバイト4名)でも、一ヶ月250万円くらい必要だ。19800円のソフトを200本は売らないと、やっていけない。5800円のプレステソフトの「儲け」がどれほどあるのか知らないが、社員が300人も400人もいる会社は一体、何本売らないといけないのだろう・・・考えると、肺動脈のあたりが、きゅっと冷たくなりました。

 松竹の奥山パパと坊ちゃんが解任された。・・・びっくりしますね。創業(オーナー)社長でもないのに、息子溺愛ですか。そんな暴挙を許す他の役員も、同罪ですね。奥山坊ちゃんの名前は「RAMPO」で知った。途中で映画監督を変えるとか、無茶をするなあと思っていたら、やっぱりパパが社長だから威張っていたのだ。「パパァ、あいつイヤなヤツだからクビにしてよ」とかおねだりしていたのだろうか。すごいぞ。
 ところで私は「一流企業人たるモノ・・」とか説教たれる気はまったくない。息子を社内で溺愛する奥山パパのご乱行を、多少は頼もしく思っているくらいである。ただ、問題は親子のつきあい方だ。
 もし私が息子なら、「他人の家」で威張っている親父の下になんかつきたいとも思わない。自分一人でなんでもできると、自分自身と周囲に納得させるためだ。何を成功させても「ほら、あいつには恐いパパがいるから」なんて陰口を叩かれる場所など、金をもらってもいたくはありません。
 逆に私が父親なら、「他人の家」で自分の子供だけを優遇したくない。自分自身と、子供の人格をおとしめるからだ。株式会社なんて、所詮は株主のもの。社長は器を借りているだけです。・・・というより、自分が面白おかしく暮らすために、自分の縄張りに子供など近寄らせないと思う。「オレはオレの力で、ここにいるんだ。ほら、ここはこんなにいい場所だぞ。お前はもっと、地べたを這いずれ」とか威張るだけですね。
 たぶん、私は自分の子供を「いつか寝首かいてやる」という、メラメラ野心の持ち主に育てるでしょう。暴君として君臨し続けるが、ひょんなきっかけで子飼いの役員どもの謀反にあう。その裏切りは芸術的に卑劣かつ巧妙で、実は腰抜け役員どもの後ろで糸を引いていたのは、いつの間にか権力を掌握していた自分の息子だった・・・となると、感激のあまり涙を流して喜ぶでしょう。息子を育てて、よかったと。
 

■1月22日

 ちょっと間が空いちゃいました。ハレルヤ。
さて、もったいぶって1/19版で書いている黒猫丸ナゾの買い物(誰も気にしていないカモ)だが、まだ届かない。金振り込んだのに。脇の下に、イヤな汗をかいています。届いたら、ご報告ということで。

 あきんど日誌なので金のことを書く。私の周りの人たちは30才を越えていますが(弟もそうだ)、半分くらい、ケッコンもせず20代はじめと同じような暮らしぶりだ。でも、それはやっぱりイカンことに気がついた。イカン、というより今の年代(30前半)が丁度境目なのです。老後があるか、ないかの。
 もっとも具体的な話をすると、マンションとか家を買うと、たいてい30年ローンになります。30才で家買って、払い終えるのが60才ですな。「家なんて50才で買えばいいジャン」と思うあなた。即金で買えますか?3500万円です。ローンを組もうとしたら甘いです。なんとローンには年齢制限があり、最長でも75才まで(30年ローンを組もうとしたら45才まで)なのだ。もちろん、今では一流企業でもいつ首になるか分からないから、40才越えたら、10年ローンくらいしか組めないでしょう。
 ずっと賃貸でいい?もちろん、それも道です。ただ、45才を越えたら、そのアパートを出てはいけません。なぜなら、年寄りは新規入居が難しいからです!特に都会のオシャレなマンションは、一人暮らしの年寄りを入れたがりません。当たり前ですね。だいたい死ぬとほら、都会は孤独だから2ヶ月くらいそのままで、部屋にこびりついた死臭が1年は抜けないですからね。本人はゆっくり腐って乾いていくだけですが、臭い「死に汁」がたっぷり出て、じっとり床に染み込みます。人の形とかにね。洗っても落ちないので、大家さんは困ります。
 私はガキの頃、よく2キロとかの小さなお米を年寄りばっかり住みついた「40年ものの佃煮みたいな」ボロ臭いアパートに配達に行きました。毎月葬式を出しているような、陰気くさい長屋です(震災でほとんど倒壊しましたが)
「どうして、こんなジジむさいところに棲んでいるんだろう?」と当時は不思議でしたが、今分かりました。そんなところにしか住めないのです。はっきり言って、50才越えると自分が死ぬか、借りて住んでいるアパート・マンションが倒壊するのが早いかの勝負になります。恐いですね。だからマンションを買いましょう!
 ・・・ん?最後はどっかの不動産業者のような言い分だと。ぎく。実はウチの親父は神戸で不動産業を営んでいます。なかなかヤリ手なので、いい物件を見つけてきます。月極駐車場から、賃貸物件、工場用地から分譲マンションまで、お気軽にご相談下さい。「息子さんからの紹介で・・」といえば、手数料をまけてくれると思うので、興味がある人は私にメール下さい。神戸のヤリ手の不動産屋を紹介します。「あきんど日誌」でした。

 ダリ・コレクターの黒猫丸です。ウチで開発したincarnatiaにも登場していたブロンズ彫刻の「ニュートンに捧ぐ」(ヘルムルト・ニュートンへの忠誠)ですが、買うといくらすると思います?最近手に入れたオークションカタログだと、アレは350ピース作られていて、その26番目が約70万円でした。ダリといえど、中古の軽四くらいですね。

■1月19日

 いろいろ忙しいぞ。今日はパソコン買い物の日になってしまった。まずは黒猫妻の仕事の都合で、クソ古いPC98を秋葉原に探しに行きました。いろいろと探し歩いた末、PC9801-DXを1万円でゲット。CPUは80286/10MHzだ。10MHzだとよ。電卓の数字か、そりゃ。ハードディスクは40MBもあるのですか!メモリの間違いではないですね。・・・とか、バカにはするものの当時はフルセットを20万円くらいで買った覚えがあります。悲しいですね。
 ところで、メモリが高騰していてイヤになる。12月に5000円だったものがあれよあれよと7000円になり、今じゃ8000円後半に。もっともオレは去年の夏頃に「9800円だ、やすいやすい」と喜んで買ってたひとなのだが。笑うな。
 もっと秋葉ネタだ。この日誌でも書いたMac用の604e/233MHzのカードが秋葉館のHPに復活していた。「さあ、買うでえ」と万札握りしめて店に行ったのだが、見あたらず。店員に聞くと、「HP?載ってませんよ」とそっけない。くそう、更新日には、確かに『再入荷』とあったのに。『黙って買え』とまで書いてあったのに。HPはインチキできるからキライだ。でも、別のジャンク屋で、Apple旧型13インチモニタ用のスタンドを480円でゲットして、ちょっとニコニコ。探してたんですよ、モニタスタンド(でもパーツが足りなくてモニタがすごく不安定。困るなあ)。
 疲れて帰ってくると、パソコン雑誌の著者贈呈(ただでくれるんです。ライターやっててよかったなあ)が届いていた。ぺらぺらめくっていると、久しぶりに「買いなはれ」オーラ全開のブツが広告に出ているではないか・・・59800円。買うしかない(ブツが何であるかは、すごくヒミツ。ライバルは排除するのだ)。明日、すぐに電話だ。こうしちゃおれん。604eのドータボードも、秋葉館と同じ値段(49800円)で、他ショップで発見。うう、今月は金がないのに。

■1月18日

 今日も仕事だ。ところで黒猫丸は社長ですが、テクニカルライターもするのです。MacPeople誌のフォトショップ魔法教室という連載をしているのだが、ここんとこ、ネタが決まらなくて大変苦労する。今日も七転八倒した挙げ句、ようやく新しいテクニックができた。32回も連載しているので、自分の手持ちアイデアはとうに底をつき、毎回うんうん言いながら絞り出している。PhotoShopを使ったテクニックは難しすぎてもダメだし、効果がすぐ分からないと意味がない。ああ、4コママンガの作家ってこんな気持ちなのだろうか?

 夜は、井の頭と環七の間にある「永谷園ファミレス」で食事。初めてです。知ってました、永谷園がファミレスやってるの?我々黒猫ふーふは、黒・赤・緑・黄色のお茶漬けのパッケージカラーを看板に認めたとたん、「永谷園のお茶漬け!」モードになり、喰わんとおさまらんかったです。オレ様は地鶏焼き鳥重(1100円)と半讃岐うどん(300円)ホップス生ビール(290円)をくった。そんなモンだろう。
 ところで、永谷園というと、お茶漬けの素とか、すし太郎(すし飯の素)くらいしか思い浮かばない。商品単価もそんなに高くないハズなのに、よく考えたらばんばんコマーシャルしている。何がそんなに儲かるのだ?ひょっとして、株式会社なのか?上場しているのか?・・・ホームページもあるらしい。謎は深まるばかりだ。誰か、情報求む!

 追伸:TBSで日曜日の夜にやっている「世界遺産」というテレビ番組があります。1/18日放映(マヤ文明)を誰か、録画していませんか?テープ貸してくれたら、お礼します。よろしくね。

■1月17日

 雪の中、車で会社に行った。すっかりイヤな気分になった。なにしろ、雪が積もって車だせねえでやんの。もちろん、車体にはたっぷり雪が積もり、ナンバープレートすら見えない。しょうがないから、バケツで雪かきした。結構便利ですよこれ。
 駐車場も雪まみれで、タイヤが空回りする。仕方がないので、黒猫妻をボンネットに乗せて、脱出。
 これは何事かというと、ウチの車は前輪駆動なので、ボンネットに人を乗せると体重分の荷重がかかり、タイヤの食いつきがよくなるのです。ラリー見てて覚えました。黒猫妻はたいへん恐かったらしい。

 新生Hさん、すいません。まだ魔法教室のネタ決まらないです。あ、あしたには必ず・・・

■1月16日

 まだ雪が残っているが、歩けます。車好きの黒猫妻がうるさいので、明日は車に乗ることになりそうだ。念のためチェーンは買ったけど、私の車は果たして前の車輪が動くのか、それとも後ろの車輪が動くのかよく分からない。うーん。

 ところで、雪が降ると出る北海道の人の「こんなの雪のウチにはいらないよ。東京モンはぬるいですな」というTV談話だ。なろ、テメェすかしやがって。どうせ地震や津波の時は役に立たないくせに、除雪ぐらいで威張るんじゃねえ。なんなら零下40度で威張っているウクライナの人と勝負させたろか、コラァ!・・・と憤っているわけではありません。
 実は最初は、「あーあ、全くテレビ業界の人たちはワンパターンでしょうがないなあ」と思っていたのですが、もう一裏あることに気づきました。実は、東京のテレビ業界人たちは「うわーい、雪で大変だぁ。電車も止まった、車はスリップ、祭りだ祭りだ」と楽しんでいるのである。「エライやっちゃ」なのである。つまり、たかが10センチの積雪でお祭り気分になれる東京人が、その優越性を楽しむために、真面目に答える北海道の人たちを引っぱり出しているのである。・・・ちょっとわかりにくいか?オレの勘ぐりすぎか?でも、なんとなくそういうイヤな風を感じるんだよなあ。

 雪が降ると、さすがに100円本屋さんが店を出さない。電車が動かないのと、読み終わった古雑誌を捨てる人が少ないから仕入れができないのだろう。雑誌が買えなくて(正確にはオレに買わせることができなくて)、黒猫妻がぶーたれている。困ったものだ。

■1月15日

 雪ですわ。ヤバイので、食料を買い込んできました。

 昨年末に発売した「3D WORKSHOP」はウチの会社としては初めて販売まで手がけるオリジナル製品。今までは開発だけで、販売はよそまかせだったが、自分で売らないといけないのだ。そこで、12月末から「営業黒猫丸」となって、セールスに励んでいます。「ご注文の確認のお電話を、差し上げております」とか電話しているわけだ。

 製品の売れ行きは「ぼちぼち」で、どう「ぼちぼち」かというと、実はよく分かっていない。会社の現金がどんどん乏しくなっていくので、たぶん「ヤバメ」かもしれないが、製品を出して、どれくらいで回収できると優秀なのかという経験も知識もないから、手探りでやっている。
 お金の話をすると、3D WORKSHOPは1本当たり定価:19800円(税別)で、1000本作りました。売れないと在庫になります。えらいこっちゃ。制作費も結構かかっていて、650〜700本くらい売れて制作費が出て、1300本で私の人件費(半年分)が出ます。マズイっすね。カラー両面のチラシも作ったが、作った枚数が少ないせいか、1枚当たり100円近いコスト。うう、もうチラシは粗末にできません。

■1月14日

 去年まで、ここは「開発極限日記」だった。今年からは、できた製品をバンバン売りますので、「黒猫あきんど日誌」とさせてもらいます。

 ところで私は自分のことを「研究・開発型」の人だと思っていたが、前に開発した占いによると営業力・不動産力が抜群に高いらしい。ほんとかなあ?確かに私は商売人の息子で、小学生の頃から配達や集金・銀行の振り込み等をやらされていた。丁稚奉公みたいなものである。1万円の時のおつりを、何度も計算し直したり、非常にくたびれた「商売人用の布財布」なんかを今でも思い出す。
 そんでもって親からは「ウチは貧乏だし、弟や妹のためにも大学は授業料の安い(当時)国立しかダメです」と言い渡されていた。しかも親父は、「うちは今、銀行からXXX万の借金がある」とかしょっちゅう口にする。「はあ、ウチは貧乏なのだなあ、辛いなあ」と思いこんでいた。これだけだと、西原理恵子の「ぼくんち」の世界だが、二十歳前くらいから、「金がないという割には、別荘があるし、町工場を貸してるぞ。ヘンだ」と思うようになってきた。弟も妹も、授業料がクソ高い私学の大学に進学した。実は貧乏だと思いこんでいたのは、両親の策略だったのです・・・今となっては、感謝してますけど、当時(10代のオレ様)はなんか肩身が狭かったです。




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